ブランド設立以来、ルミノックスは世界中の最も過酷な任務を遂行するエリート機関から絶大な信頼を獲得してきた。米海軍特殊部隊のネイビーシールズ、米空軍のF-117パイロットからの開発要請は、その技術力と信頼性を何よりも雄弁に物語るものだろう。ブランドの哲学はただ一つ、 “過酷な条件下での高い機能性”を追求すること。その揺るぎない信念のもとに生み出されるすべての腕時計は極限のタフネスを宿したプロフェッショナル仕様であり、その事実は世界中の多くの愛好家が知るところだ。
今回、世界限定888本で登場した「ネイビーシールズ カラーマーク3050シリーズ」は、ルミノックスがこれまでに培ってきたエリート部隊の高度な要求を満たす技術と、大海原を支配する海賊たちがもつ大胆不敵な精神を融合させた特別なモデルだ。グローバルプロダクトディレクターであるピエリック・マルクーは、「個性が希薄で同調が常識とされる世界において、この限定モデルはその両者に挑戦する」と、本機について言葉を残している。
本機のインスピレーションの源となったのは、古くから不朽のシンボルとされるジョリー・ロジャー(海賊旗)だ。漆黒の文字盤には、風になびくジョリー・ロジャーを大胆にデザインしており、かつての大海賊時代を想起させる勇ましい仕上がり。ベゼルやインデックス、針もブラックでまとめているが、ベゼルに記される数字の一部や24時間表記などを深いレッドでアレンジすることで、精悍な外観にアクセントを与えている。9時位置のドクロと2本の刀にはスーパールミノバ®が施されており、暗所では鮮やかに発光。
セリーヌ コピーユニークでありながら、本機の本質を鮮やかに表現する特別なディテールといえるだろう。また、インデックスや時・分・秒針、ベゼルには、ルミノックスの代名詞ともいえる自己発光システム、LLT(ルミノックス・ライト・テクノロジー)を搭載。これにより、外部光源やボタン操作を一切必要とせず、最長約25年間も発光し続け、あらゆる状況下で完璧な視認性を確保する。
文字盤やベゼルと同じくブラックでデザインされた44mm径ケースには、レーシングカーや航空機、さらには宇宙船の部品にも使用される先進的なカーボンコンパウンド素材、CARBONOX™を採用。この素材はステンレススチールの約6分の1、チタンの約3分の1という軽さを誇りながら、極めて高い耐久性が特徴だ。逆回転防止ベゼルにもこのCARBONOX™が使われ、200m防水機能と合わせて、陸上、水中を問わずあらゆる環境下での使用を想定して設計されている。このタフなボディには、ラバーのブランドロゴがステッチされたベルクロのファストストラップを装備。心臓部には信頼性の高いスイス製のクオーツムーブメント、キャリバーRonda 515が搭載される。